【M-1決勝】初出場組・連続出場組・返り咲き組の平均順位やコンビ歴、世相から考える順位予想【ファイナリスト】

M-1グランプリ

M-1グランプリ順位予想

ダイヤモンド(初進出)
男性ブランコ(初進出)
カベポスター(初進出)
ロングコートダディ(2年連続2回目)
さや香(5年ぶり2回目)
真空ジェシカ(2年連続2回目)
キュウ(初進出)
ウエストランド(2年ぶり2回目)
ヨネダ2000(初進出)
今回はM-1グランプリ2022の順位予想をしていきたいと思います。

はじめに

過去のM-1でも順位予想をしていました。
まずM-1グランプリ2020の時に順位予想をしていたのですが、それが以下の通り。

優勝:錦鯉
2位:マヂカルラブリー
3位:アキナ
4位:見取り図
5位:ニューヨーク
6位:オズワルド
7位:東京ホテイソン
8位:おいでやすこが
9位:ウエストランド

アキナとおいでやすこがを入れ替えたら近い感じになったかなと思います。

予想の根拠としては、この年のKOCでも予想をしたのですが(ジャルジャルが優勝した年)、若手よりも中堅勢が強い大会だと予想したからです。
理由は単純で、コロナ下という特殊な条件下でネタの精度を磨くために必要な経験という観点から、
舞台数の経験に優れるベテラン勢に分がある、という判断からです。

ドラマを背負うマヂカルラブリーと錦鯉、そして堅実な枠としてアキナ。

実際は、アキナの失速とおいでやすこがの躍進という点が完全に予想外。
おいでやすこがもベテラン勢なので予想自体はあながち間違っていなかったのですが、
正直ユニットコンビということで評価を下げられるかと思いました。

そんな細かいことを弾き飛ばすほどパワフルなネタをした、2020の台風の目であるおいでやすこがの躍進を読めなかったのが反省点です。実際ファーストラウンドで一番笑いました

そしてそれを踏まえた上で、M-1グランプリ2021の時も本気で3連単を考えたのですが、それは以下の通り。

優勝:モグライダー
2位:オズワルド
3位:錦鯉

はい。
トップバッターの笑みくじでモグライダーが引かれた時に本当に絶望しました。
というか3連単の的中どうこう以前に、モグライダーは順番によっては全然最終決戦があると思っていたので、かなり残念でした。

予想に関しては、仕上がっているモグライダー、そして連続出場組であるオズワルド、錦鯉が順当に最終決戦に進むのではないかなと予想。

モグライダーと錦鯉の票を食って1位と3位、
モグライダーを評価しない審査員がオズワルドに入れて2位、という考えでした。
これに関しては結構近かったんじゃないかなと思います。

という感じで、大会自体の流れはなんとなく掴めている気がするので、今回も張り切って予想してみたいと思います。
ただ、今回はこれまで以上にしっかり考えて予想していきます。
これで盛大に外したら来年は保険をかけながら予想するようにします(弱メンタル)
というわけでまずはこれまでの傾向から。

M-1グランプリの順位予想

新M-1における平均順位

初出場組の平均順位:6.13位
連続出場組の平均順位:4.04位
返り咲き組の平均順位:6.5位

(※復活直後の2015は初進出や連続出場、返り咲きの垣根が曖昧かつそれほど意識されていなかったので除外している)

①連続出場組について

連続出場組が群を抜いて結果を出している。
特に2018年に審査員が固定して以降の3年ほど(2019〜2021)は連続出場組が非常に強い流れになっています。
前年度より順位を落とした連続出場組はほぼ存在しません(2019の和牛:3位→4位のみ)。

これは審査員が固定化された影響が考えられます。
審査の傾向が一つのまとまりを見せ、出場者側の対策が噛み合いやすくなった、ということが一因かもしれません。

極端な話、「審査員の言うとおり修正したら、翌年は審査員が総入れ替えしていた」となると、修正した分が審査結果にこれまで通り反映されるとは言い難いです。なにせ審査員が異なるのだから、審査基準は確実に違うものになります。

2018〜2021まで、審査員七人それぞれ審査基準は異なれど、合計したものがM-1における“評価”であり、
審査員が変わらないことでその評価の方向性と尺度が変わらなかった、というのは大きい。

また、審査員のメンツが変わらなかったことで、連続出場組の変化を現場で繊細に感じ続けることが出来た、というのもあるかもしれません。

連続出場組は前年度よりもブラッシュアップされた部分があれば、そのまま加点されている印象。
本番しっかりとしたウケを取れば優勝候補に応じた得点を付けられています。

連続出場組の多くは観客・視聴者・そして審査員の目にも馴染んでいます。
ネタを見るときに抱く「このコンビ面白いかな、面白くないかな」という期待と警戒の、“警戒”を飛ばしてネタに没入することができる
連続出場というだけで、既に“ちょっと掴んでる”と言っていいでしょう。

一方で、期待と警戒の“期待”の部分に関して伸び悩む可能性も大いにあります。
前年度が最低限のハードルになるため、そこを上回る部分を作らなければならないのは絶対条件。
既に実力を知られているため、また“警戒”がないからこそ、そこをひっくり返す快感も薄く、初出場組と比べるとインパクトに欠ける印象を受けます。

新M-1において連続出場組が優勝したのは2016、2021ですが、そのどちらも「連続出場組だけで最終決戦の3枠が埋まっている」中での優勝です。
ひとたび初出場がここに混ざると、全て負ける結果になっています。

とはいえ2016と2021は初出場組が決勝に参加していなかった大会というわけではありません。ファーストラウンドで初出場組のインパクトとフレッシュさを、連続出場組の上手さと進化度合いが上回った形。

つまりファーストラウンドで初出場組が低調に沈むか、あるいは連続出場組に出番順の運機が向いてくるか、などの条件が重なり
初出場組が最終決戦に進出することがなければ勝機は十分にある、と見ます。

というわけでここ数年の傾向を考えれば、
連続出場組は比較的評価されやすい環境
最終決戦では初出場組と比べるとやや不利か」という印象であり、
2022の連続出場組であるロングコートダディは4位以上、真空ジェシカは6位以上になる可能性が極めて高いと言えるでしょう。

ただし今年は審査員の入れ替えが気になります。
審査員が変わると、審査基準だけではなく、大会の雰囲気にさえ影響を及ぼすというのはM-1 2018で見てきた通り。

さらに今年は連続出場組がロングコートダディ、真空ジェシカの2組のみであり、敗者復活戦の可能性を除けば、
最終決戦に決勝初進出コンビが入り込む隙間を既に与えてしまっています。
M-1 2019のように、連続出場組が力を見せるもフレッシュな顔ぶれがまくっていく…という展開は十分に考えられます。

②返り咲き組について

続いて返り咲き組にも目を向けます。

今回に関してはさや香、ウエストランドが該当。
まず大前提として、返り咲き組は初出場組、連続出場組と比べ、傾向的にかなり不利です。

過去の返り咲き組は、

麒麟(2003)、チュートリアル(2005)、トータルテンボス(2006)、POISON GIRL BAND(2006)、千鳥(2007)、キングコング(2007)、東京ダイナマイト(2009)、南海キャンディーズ(2009)、ハリセンボン(2009)、タイムマシーン3号(2015)、スリムクラブ(2016)、ジャルジャル(2017)、マヂカルラブリー(2020)、アキナ(2020)、ゆにばーす(2021)、ハライチ(2021)。

改めて触れますが、新M-1における平均順位を算出したので見てみます。(※復活直後の2015は初進出や連続出場、返り咲きの垣根が曖昧かつそれほど意識されていなかったので除外しています)

初出場組の平均順位は6.13位、
連続出場組の平均順位は4.04位、
返り咲き組の平均順位は6.5位。

返り咲き組ははっきりと苦戦しているのが見てとれます。
返り咲き組のラインナップを見ても、M-1で評価され切らなかったコンビという印象が強い。

最終決戦に進出したのはキングコングとマヂカルラブリー。
唯一、優勝したマヂカルラブリーは「R-1優勝」「最下位からのリベンジ」「登場シーンや前振りVTRでのヒキ」「漫才論争を起こすほどインパクトあるネタ」などの要素を揃えて最終決戦を勝ち切りました。
キングコングに関しても「6年ぶりの決勝進出という当時としては最長ブランク」「バラエティであれだけ活躍しているコンビの挑戦」など、大きな話題性がインパクトになった部分もあると思います。

“ただの返り咲き”では評価が高くはならない。
何らかのドラマを背負う必要がある。
初出場組、連続出場組と比べると明らかに優勝しにくい枠と言っていいでしょう。

なぜ返り咲き組が評価されにくいのか?

返り咲き組ということは最低でも一回、準決勝を通過できない年を挟んでいる、ということであり、
連続出場組と比べると“順当に評価を伸ばすことが出来なかった組”という印象を深層心理に抱かせている可能性は大いにあります。
にも関わらず連続出場組に近いレベルで、コンビのテイストはバレてしまっている。すなわちインパクトに欠けてしまう。

あるいは、実際に成長に伸び悩み、決勝の空気にアジャスト出来ていない組も目にします。連続出場組と比べるとネタの詰め方や調整が少しズレている場合もある。

初出場組は決勝・優勝へのチャレンジ、
連続出場組は前回の順位に対するリベンジ(それ以上の順位へのチャレンジ)、

とするならば
返り咲き組は決勝自体へのリベンジ
という印象が強い。

返り咲き組を応援していたファンも「優勝以前に、まずは決勝にハマってくれ」と願いながら見ていた方が比較的多いのではないでしょうか。

ハードルが低くなる一方で、期待値の上限も低くなる傾向にある。
返り咲きから優勝を狙うには、何らかのドラマを背負うか、何らかのドラマを起こす覚悟が必要かもしれません。

③初進出組について

最後は決勝初進出組について。
今回の場合はヨネダ2000、キュウ、男性ブランコ、ダイヤモンド、カベポスターが該当します。

改めて平均順位を見てみると、

初出場組の平均順位は6.13位、
連続出場組の平均順位は4.04位、
返り咲き組の平均順位は6.5位。

それほど高くはない印象を受けます。
M-1にハマる組もいればハマらない組もいる。
初出場によるインパクトはあるため、平均順位の差の割に優勝回数は多い

最終決戦での進出数:得票数から考える

最終決戦(2016〜2021)の進出数(全18組)と得票数(全40票)は、

初出場組(6組):16/40 票
連続出場(11組):21/40 票
返り咲き(1組):3/40 票

という状態。

返り咲き組について

何度も触れている通り返り咲き組はマヂカルラブリーのみ、そもそも最終決戦に進むことが難しい。

しかし最終決戦に進出さえ出来れば、ドラマによっては勝てる可能性は大いにあります。ファーストラウンドが鬼門。

連続出場組について

最終決戦進出回数が多く、平均順位の高さに応じたファーストラウンドでの結果を残して、最終決戦に進出できており、ファーストラウンドでの強さが光る

一方で最終決戦での得票数も十分に多いですが、21票のうち12票は“初進出組”というライバルがいない最終決戦(2016.2021)で独占した票となっています。
もちろんそれだけファーストラウンドの段階で連続出場組が強かったからこそ、ではあるのですが、
もし仮に初出場組が連続出場組と同じくらい面白く最終決戦に進んでいたら、インパクトの差で不利になる恐れがあります。

ファーストラウンドでどれだけ連続出場組がリードできるかが、勝負に大きな影響を及ぼす。

初進出組

連続出場組の半分ほどしか最終決戦に進めていないにも関わらず、そこに匹敵するほどの得票数を見せています。
最終決戦に進出できた4大会では16票をさらっており、
1大会あたり4票というのは問答無用で優勝を決める得票数。

ファーストラウンドでは連続出場組に遅れをとる組が続出するものの、
最終決戦に進むほどパワーを持った初出場組は、初見のインパクトで“票”をさらっていくということなのでしょう。

コンビ歴と平均順位

3年…平均:7.67位
4年…平均:6.5位
5年…平均:6.33位
6年…平均:6位
7年…平均:8位
8年…平均:6位
9年…平均:8位
10年…平均:6位
11年…平均:4位
12年…平均:4.17位
13年…平均:3位
14年…平均:5位
15年…平均:4.17位

コンビによって結成年が微妙に変化することがあるため、正確な数値とは微妙にずれるかもしれませんが、決勝進出組のコンビとしてのキャリアに応じた平均順位がこちらの通り。
結成10年を超えると明確に平均順位が上がっており、コンビ歴を重ねるにつれ結果を出す傾向にあることが窺えます。
新M-1ではコンビ結成15年目までが参加の対象に拡大されている影響から、技術と経験値の差が顕著にあらわれる傾向にあります。

個人的な印象として、霜降り明星のように若いコンビが優勝するためには、
確かな実力はもちろんですが、
2018のように会場の雰囲気がやや停滞している中で場を打開するような勢いとインパクトが求められる、と考えます。

逆に会場が暖かいと、若手コンビは「勢いだけ、お客さんが暖かいから笑いを取れた」と言うように過小評価される恐れさえあります。他の技巧派コンビも笑いを取るため、笑いの量でアドバンテージも狙えない。技術の差が浮き彫りになってしまう。

なので若手コンビが優勝するには、暖かすぎない環境で揺るぎないウケを取ることが重要だと感じる。

まあ当日の客席が暖かいかどうかはその時になってみないとわからないため、予想には役立てづらいですが。

KOCとの共通点から、お客さんが何で笑いたいかを探る

個人的に、同じくお笑いの賞レースで、ゴールデンの番組ということで、その年の傾向を参考にしたいのがキングオブコントです。

銀シャリ(M-1 2016)→かまいたち(KOC 2017)→とろサーモン(M-1 2017)→ハナコ(KOC 2018)→霜降り明星(M-1 2018)→どぶろっく(KOC 2019)→ミルクボーイ(M-1 2019)→ジャルジャル(KOC 2020)→マヂカルラブリー(M-1 2020)→空気階段(KOC 2021)→錦鯉(M-1 2021)→ビスケットブラザーズ(KOC 2022)

西のお笑い中堅どころから若い新世代へ、
その後どぶろっく・ミルクボーイという一つのスタイルで勝ち切る2019を経て、
新型コロナによる舞台数減少・若手不利からコンテスト経験者の時代に、
さらにその後は“より強く、より世界観を”という芸風が求められているように見えます。

共通点など探そうと思えば出てくるものなので、あくまでこれは私が勝手に注目していることです。
ただ、やっぱりその年その年の空気感というか、そういうものはある気がします。
そしてそれは、お客さんが「今の時代にどんなお笑いを求めているか」の示唆なのではないか、と考えました。

もし笑いの風潮が変わらなければ、空気階段→錦鯉→ビスブラと続く中で私の解釈は“より強く、より世界観を”ということです。
ロジカルに考えても面白い、でも思考を飛ばすほどのパワーも持っているコンビが重要。

審査員との相性

過去に出場したコンビに対する各審査員からの評価も併せて検討
現時点では上沼さんとオール巨人師匠が審査員を卒業されるということなので、その他5名からの評価を見ていきたいと思います(敬称略)。

ロングコートダディ(M-1 2021、KOC2020)

松本:91点(6位)
礼二:95点(3位)
志らく:95点(3位)
塙:93点(3位)
富澤:90点(7位)
※参考
上沼:96点(3位)
巨人:89点(7位)
KOC松本:88点(ファーストのみ7位、ファースト&ファイナル全体での評価は10位)

礼二さん、志らくさん、塙さんからは最終決戦進出並みの高評価、
松本さん、富澤さんからはやや低い評価となっています。
ばらつきこそあるものの比較すると高めの評価をもらっており、ロングコートダディのスタイル自体は受け入れられている傾向にあります。

真空ジェシカ(M-1 2021)

松本:90点(7位)
礼二:94点(5位)
志らく:94点(5位)
塙:92点(5位)
富澤:89点(10位) ※最下位評価
※参考
上沼:89点(9位)
巨人:90点(6位)

礼二さん、志らくさん、塙さんからは平均程度の評価、
松本さんからはやや低い評価、富澤さんからは最下位の評価となっています。

審査員からの評価はやや悪め、

2021の真空ジェシカはウケ量自体はかなり多かったものの、にも関わらず高評価をしている審査員がいないのは向かい風。

2021とスタイルを変わってない場合、例え大きくウケを取っても高評価を獲得するのは難しいか。

ウエストランド(2020)

松本:90点(5位)
礼二:90点(8位)
志らく:86点(10位) ※最下位評価
塙:85点(8位) ※最下位評価
富澤:91点(6位)
※参考
上沼:92点(7位) ※最下位評価
巨人:88点(5位)

松本さん、富澤さんからは平均程度の評価、礼二さんからは低評価、志らくさん、塙さんからは最下位評価。

審査員からの評価はかなり悪く、7名中3名から最下位評価となっています。

2020のウエストランドはウケ量自体がそこまで芳しくなかったため、
もし2022でウケた場合、評価を上方修正する審査員は居るかもしれません。

さや香

松本:90点(6位)
礼二:90点(6位)
大吉:90点(9位)
※参考
上沼:90点(4位)
巨人:87点(8位)

松本さん、礼二さんからは平均程度の評価。
大吉さんからはマヂカルラブリーに次ぐ下位評価。
ウケ自体は大きかったものの、2017全体が暖かくさや香以外のコンビも大きくウケていたことや、ネタの内容(オリジナリティ)等を見られて、点数自体は伸び悩んだ格好。

ただしこれは5年前の審査であり、現在のさや香と、審査員との噛み合い方が大きく変わっている可能性はあります。
そもそも当時のさや香を審査した審査員の中で、今年も審査をする可能性があるのが実質松本さんと礼二さんと大吉さんのみのため、
審査の傾向を読み取ることはあまりできませんでした。

男性ブランコ(KOC2021)

ファーストステージ松本:91点(ファーストでは7位評価、ファースト&ファイナル全体での評価は10位)
ファイナルステージ松本:93点(ファイナルでは2位評価、ファースト&ファイナル全体での評価は6位)

キングオブコントのみではありますが、二本とも松本さんからの評価はずば抜けて高い、というわけではなかった印象。

コントと似た笑いの取り方をする場合、松本さんには刺さらないかもしれません。

まとめると、2022で審査を務める5人からの平均評価は以下の通り。

ロングコートダディ(平均4.4位)…当時のウケ:○
真空ジェシカ(平均6.4位)…当時のウケ:○
ウエストランド(平均7.4位)…当時のウケ:△
さや香(平均7位)…当時のウケ:○
男性ブランコ(7位)…当時のウケ:○

ロングコートダディはかなりやりやすそうな印象
真空ジェシカはウケても評価が低めのため、上がり目が少なくやや厳しいか
ウエストランドは評価自体は低めなものの、ウケた場合は上方修正される可能性有り。
さや香はブランクが長めのため未知数。
男性ブランコは、二本ネタをしたものの松本さんへの刺さり方は微妙か

こんなところになります。

それらを踏まえた上で、個人的な順位予想に移りたいと思います。
ちなみに私はファイナリストの準決勝と準々決勝ネタは全く見ないようにしています。
理由は、好きなおかずは最後に食べるタイプなので。

というわけで改めて、今年のファイナリストは以下の通り。

・ウエストランド(2年ぶり2回目)…2008年結成
・ロングコートダディ(2年連続2回目)…2009年結成
・男性ブランコ(初進出)…2011年結成
・真空ジェシカ(2年連続2回目)…2012年結成
・キュウ(初進出)…2013年結成
・カベポスター(初進出)…2014年結成
・さや香(5年ぶり2回目)…2014年結成
・ダイヤモンド(初進出)…2017年結成
・ヨネダ2000(初進出)…2020年結成

そして個人的な順位予想は以下。

1位:ヨネダ2000
2位:男性ブランコ
3位:ロングコートダディ
4位:ウエストランド
5位:真空ジェシカ
6位:さや香
7位:カベポスター
8位:ダイヤモンド
9位:キュウ  ※空いた枠に敗者復活

物凄く難しかった。

ちなみに面白いと思っている順や、好きな芸人順というわけではありません。あしからず。

1位:ヨネダ2000

ヨネダ2000は芸歴の若さ以外は非常に有利で、その芸歴もダントツで若いためむしろそれが強みになる予想。
最終決戦のインパクト勝負でも見劣りしない。
一方、審査員によって好みがわかれる可能性は大いにある。

総合得点だとばらつきはあるかもしれませんが、投票制になる最終決戦だとそのばらつきが有利に働きそうな印象。票の食い合いも無い。

最終決戦に進めば、ウケ次第で優勝濃厚。ファーストスターを勝ち抜けるかがカギになりそう。

2位:男性ブランコ、3位:ロングコートダディ

男性ブランコとロングコートダディ、手堅い枠が一つ、または両方入る予想。

どちらも審査員からまんべんなく点数を稼げるはず。
新しく加わる審査員次第なところもありますが、笑みくじで崩れることがなければ総合力の高いこの二組が、最終決戦に残る可能性は高いと見ます

4位:ウエストランド

4位はウエストランド

ここが物凄く悩みました。過去のウエストランドへの評価から、もっと下の順位になるのも全然あり得る。

返り咲き組の成績の傾向的にも、6位以下がむしろ濃厚なところかもしれません。

ただ、それでもウケた時の上がり目があるのがこのコンビの伸びしろ。

ネタ次第ではある程度点数を伸ばすのではないか、という願いも込めてこの順位。

「ウケるけど惜しくも敗退→暫定ボックス」のムーブも想像できます。

5位:真空ジェシカ

真空ジェシカは、連続出場組が去年よりも順位が上がる流れに則ってワンランクアップ。

ただ、ここのコンビは審査員からの評価が低めのため、爆発的に順位が上がるというのは考えづらいか。

6位:さや香

ブランク自体は長いため、これまで登場した返り咲き組の中では比較的良い評価をもらえそう。

ここが最終決戦に入ってくる展開も全然想像がつきます。

7位:カベポスター

カベポスターはちょっと埋もれる可能性もあるか。面白いんですけどね。さや香同様、捲る可能性もあります。

8位:ダイヤモンド、9位:キュウ

キュウ、ダイヤモンドは下位予想。
まず、なんかすごいトップバッター引きそう。
さらっと引いて、トップバッター恒例の610点台後半〜620点台で沈んでいきそう。
ネタ自体も審査員によって見る目のばらつきが大きくなりそうな印象、全員から高得点はちょっと難しいか。

一方で、上沼さんからは比較的点を貰いづらそうな二組だったので、
今回巨人師匠と上沼さんに代わって入る審査員によっては、追い風になる可能性もあります。

予想としては以上。
当たれば「お、やった!」と思いつつ、予想を超える展開も楽しみにしたいと思います。

改めて、

1位:ヨネダ2000
2位:男性ブランコ
3位:ロングコートダディ
4位:ウエストランド
5位:真空ジェシカ
6位:さや香
7位:カベポスター
8位:ダイヤモンド
9位:キュウ

3連単は

1位:ヨネダ2000
2位:男性ブランコ
3位:ロングコートダディ

これでいきたいと思います。

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