○組目:平均順位(最終決戦進出回数、優勝回数)
1組目:4.94位(最終:5回、優勝:2回)
2組目:5.41位(最終:4回、優勝:1回)
3組目:4.41位(最終:5回、優勝:4回)
4組目:4.82位(最終:4回、優勝:2回)
5組目:5.76位(最終:3回、優勝:1回)
6組目:4.41位(最終:6回、優勝:1回)
7組目:5.71位(最終:4回)
8組目:4.17位(最終:6回、優勝:2回)
9組目:5.36位(最終:4回、優勝:2回)
10組目:5.82位(最終:2回、優勝:2回)
※歴代17大会のうち、決勝進出組が8組だったのが6大会、10組だったのが11大会
考察
・一見不利と思われる1組目は、平均順位、最終決戦進出回数、優勝回数のいずれも決して少なくはない。KOCにおけるトップバッターは、それほどハンデが無いように思える。要因としては、M-1と比べて「ネタ時間が5分」、「コントという『世界』の勝負」であることが考えられる。長い尺のおかげで、M-1よりも観客をあたためることができる。他のコンビよりも先に、空間を『自分たちの世界』に染める事ができるアドバンテージが有る、と見る。
・2組目は1組目と比べ、平均順位がガクッと下がる。トップバッターと同じくらい「序盤のハンデ」を背負っている上、この時点での比較対象がトップバッターしかいないため、ウケていないと大胆に点数を下げられる。
・3組目は平均順位が高く、優勝回数は最多。1組目〜2組目があたためた空気に乗るためか、大会序盤の山場となっている。
・4組目から5組目にかけては、前半戦の谷間となっている。特に5組目は平均順位・最終決戦進出回数共にワースト2。
・6組目は平均順位・最終決戦進出回数ともにトップクラス。5組目で停滞した場の空気をバネに跳ね上がるポジション。
・7組目は平均順位はワースト3、最終決戦進出回数はワースト2、そして現状唯一「優勝者なし」。ファーストステージの最大の谷間となっている。
・8組目は平均順位、最終決戦進出回数共にトップクラス。7組目で停滞した場の空気をバネに跳ね上がるポジション。
・決勝10組制になったのは2014年以降のみ。つまり、9組目・10組目の最終決戦進出回数・優勝回数は、母数のハンデを負っている。一方で、9組目・10組目の平均順位はかなり低い。長くネタを見た事による観客の体力の消耗、観客の目が肥える、などの要因が考えられる。これらの点を踏まえると、9組目・10組目は、「外れやすいが、当たればデカい」、ハイリスク・ハイリターンの出番順と言える。
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