コットンと和牛がとても被る。
みなさんこんにちは、今回はKOC 2022の振り返り回。
まず大会終了後とにかく話題となったこちら。
ビスブラ、コットン、や団の3組の中でどの組が一番面白かったか
例年のKOCではここまで意見が分かれることもあまり無いので(大体どこかの組が強かったな、が大勢を占めていた)、
今回はここを考えたいところ。
ちなみに私個人的には、2本の合計はコットンが一番だったのですが、他の2組を支持する気持ちもわかるところ。本当に好みが大きいと思います。
ここまで意見が分かれるのは近年では、
M-1グランプリ2017のとろサーモン、和牛、ミキ、
M-1グランプリ2020のマヂカルラブリー、おいでやすこが、見取り図
あたりかなと思います。
これらの3組を見ていただければわかる通り、とにかくコンビの方向性が違うこと違うこと。
お笑いのツボは十人十色、ただでさえ比較による評価が難しい“お笑い”というジャンルにおいて、
ここまでハッキリ方向性が分かれるとそりゃ評価も割れるよなぁ、という印象です。
ただネット上での評価における大きな共通点が一つあって、
それは“正統派のコンビは比較的支持を集めている”という点。
和牛、見取り図、今年のKOCでいえばコットンなど。
やはり“笑いの射程範囲”という意味では、王道のネタは強いという印象です。
逆にクセの強いコンビやアウトローなネタを武器とするコンビは支持層が偏り、
単純な笑いのターゲット数という意味では正統派コンビに劣る印象。
そういう意味で、正統派コンビの強みはこういった時に生きるのかなと思いました。
笑わせた人数が多いのが一番面白いコンビなのか?
爆笑させた人数が多いのが一番面白いコンビなのか?
それともそもそも笑いの量自体当てにすべきではないのか?
みなさんの中での一番はどの組だったでしょうか。
凄まじい客ウケ
KOC2022、客ウケに関しては全組十分。
…というか、今年のお客さんはあまりにも暖かったですね。
近年の賞レースではM-1グランプリ2017が“暖か過ぎるか…?”と思うラインだったのですが、それを軽く凌駕するほどの笑いの量、拍手の量だったと思います。
ただでさえ漫才と比べ長尺のコントが10組続くのに、あれだけ拍手笑いが合間に入るとネタ時間がさらに伸びて、
結果お客さん自身も疲弊したところはあると思います。
9、10組目あたりの後半組はそういったハンデも背負っていたのではないでしょうか。
ファイナルの3組に関してはそこそこ長めの休憩を挟んでいたためお客さんもリフレッシュ出来たでしょうが、
ファーストの後半組に関しては何かしらの調整があっても良いのかな、とは思いました。
近年のKOCは特にトリ出番のコンビがえらい順位に終わることが多いので、
明確に疲労や笑い慣れはあるのではないでしょうか。
また、今年のお客さんが物凄くあたたかった影響で、
本来小笑い〜中笑いで終わるはずのボケや、フリの部分ですらことごとく拍手笑いになっていたため、
正直審査員の方はかなり難しい審査を強いられたと思います。
全組ウケている以上、いよいよ自分の審査基準だけで決めなければならないため。
視聴者側も、「ここでこんなにウケるのか」という部分が気になりネタへ中々集中できない人もいるのかな、ということも思いました。
個人的にはM-1グランプリ2019くらいのお客さんの熱量が一番ちょうどいいかな、と思いました。
フリで笑わず、小ボケには相応の、芯を食ったボケには拍手笑いを、といった感じの。
※この記事は随時更新されます。
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