皆さんこんにちはこんばんは。
今回はM-1グランプリについての記事となります。
コンビ歴と順位は比例するのか?
M-1グランプリではコンビ結成年制限が存在します。
第一回大会は10年未満、第二回〜第十回は10年以内、
そして新M-1では15年以内。
これまで多くの芸人がその勇姿を見せたM-1グランプリですが、
芸歴と順位に相関はあるのでしょうか。
一般論として、やはりコンビ歴は重ねるほど実力が高まり、比例するように順位が高くなりそうなところ。
しかしそこはM-1、熟練度よりもフレッシュさ、安定性よりも破壊力が好まれるケースも見られます。
果たして本当のところはどうなのでしょうか?
まずは旧M-1から。
旧M-1
結成1年…平均:5.67位(2位、8位、7位)
結成2年…平均:6.17位 (5位、6位、7位、3位、9位、7位)
結成3年…平均:6位 (8位、2位、2位、9位、8位、8位、5位)
結成4年…平均:5.89位 (6位、7位、1位、8位、5位、6位、9位、4位、7位)
結成5年…平均:4.75位 (6位、3位、2位、6位、7位、7位、2位、5位)
結成6年…平均:6.43位 (2位、10位、3位、4位、9位、8位、9位)
結成7年…平均:5.53位 (3位、9位、4位、5位、5位、7位、1位、5位、2位、3位、5位、7位、8位、9位、4位、8位、9位)
結成8年…平均:4.62位 (4位、8位、9位、1位、3位、6位、1位、2位、3位、4位、5位、8位、6位)
結成9年…平均:3.3位 (1位、3位、7位、5位、1位、1位、6位、2位、3位、4位)
結成10年…平均:3.73位 (1位、4位、1位、4位、4位、6位、2位、9位、1位、3位、6位)
やはりというべきかコンビ結成から時間を経ているほど高い順位を記録する、という結果に。
特に結成9年目、10年目あたりはかなり脂が乗っているのか、
平均順位が3位台という結果に。
最終決戦進出の最有力候補となるのはやはりこの辺りの年数と言えそうです。
優勝に関してはフットボールアワーを除いた結成7年〜10年目の9組が占めており、
やはりコンビ歴を重ねるほど有利と言えそうです。
では続いて新M-1。
新M-1
結成1年…平均:2位 (2位)
結成2年…無し (該当なし)
結成3年…平均:7.67位 (7位、9位、7位)
結成4年…平均:6.5位 (5位、8位)
結成5年…平均:6.33位 (7位、3位、1位、10位、7位、10位)
結成6年…平均:6位 (9位、4位、6位、5位)
結成7年…平均:8位 (8位)
結成8年…平均:6位 (4位、8位、4位、8位)
結成9年…平均:8位 (6位、9位、6位、9位、10位)
結成10年…平均:6位 (2位、2位、6位、10位、5位、7位)
結成11年…平均:4位 (1位、1位、8位、2位、9位、3位)
結成12年…平均:4.17位 (3位、5位、2位、1位、5位、9位)
結成13年…平均:3位 (3位、4位、4位、1位、3位)
結成14年…平均:5位 (4位、6位、5位)
結成15年…平均:4.17位 (4位、1位、3位、7位、8位、2位)
旧M-1よりも参加できる芸歴の範囲が広がった上、旧M-1ほど大会の回数も重ねていないため、
サンプル数が十分ではないところもちょくちょくみられますね。
ただそれでもなんとなくの傾向というか、結成11年目〜15年目あたりは平均順位が4位前後とかなり高め。
やはりコンビ歴を重ねているコンビは強し。
一方で結成10年目以内のコンビは苦戦を強いられるケースが多いようで、平均順位も6位〜8位とかなり低迷気味。
優勝したコンビもほとんどがコンビ結成二桁年数、そういう意味ではやや若手には厳しい大会にも見えますが、
ただ決勝に進出している組の割合を見ると、それほどベテラン勢が圧倒的に多いというわけでもないんですよね。
準決勝まではトントン、ただ大舞台で力を発揮するためには重ねてきたコンビ歴という名の経験が必要なのかもしれません。
まとめ
やはり芸歴を重ねている方がネタも洗練され、メンタルも成熟しているが故に、平均順位も上に位置しているのかな、という印象。
特に新M-1は参加できる芸歴の年数が15年目まで広げられており、
ベテランのライバルが増えた結果、若手が良い結果を残すこと自体がかなり難しくなっているように感じます。
ただそれでも何が起こるかわからないのがM-1グランプリ。
少なくとも多くのライト層は和牛やジャルジャルに注目し、誰もマークしてなかった霜降り明星が優勝した2018年大会のように、
若手が弾ける可能性も大いにあります。
果たして今年のM-1やいかに。
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